雨上がりの空の下、今日しかないと、雨引の彫刻の里の観賞に、出掛けて来た。
自転車で回った年もあったが、今年はぐるっと車で。
空の雲のおかげで筑波山を意識せずに回ることがてきた。
コースは上手に設定してあって、ところどころに車を止められるようになっている。
鳥のさえずり、木の切り株の匂い、湿り気のある空気、ひとり静かに感じながら歩く。
各地のアートプロジェクトを目にしたが、ここの出来はとても高いと思っている。
作品を見ながら、環境を感じる、そのことがバランスよく設定されている。
チケットやグッズ、食事、喫茶さえも、現地でお金を使う機会はほぼなく、近年のアートプロジェクトの傾向からは、むしろ外れている。
記憶によれば、長く続くこのイベントの始まりは、大和村の石材業の底力を見せるためだったと思う。
地域振興に効果があるとかないとかは二の次で、そういう立ち上げの熱い”思い”から出来上がっている部分が、時代や人が変わっても、今も受け継がれているのではないか。
20年も続き、さすがに前回はこれで終わりかと思ったのだが、彫刻・立体の創生と、散りゆく環境の様とが、見事に織りなす素晴らしい回で帰ってきた。
あえてここで内容は紹介しない。
ぜひ6月9日までもう少しの残り期間、時間をつくって行ってみてもらえたらと思う。
まずは大和ふれあいセンター「シトラス」 (会期中無休 9:00-17:00)へ
http://www.amabiki.org/
参考に前々回の感想も残っているのでこちら
http://syu-co.seesaa.net/article/188435933.html
2019年06月02日
雨引の里と彫刻2019のすすめ
posted by chiryudo at 01:06| Comment(0)
| 地立堂
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